呼吸体験イベント~ふだんの呼吸を安定させる身体(お腹)作り~開催報告

2019年12月14日 呼吸体験イベント

今回の呼吸体験イベントは、来られているクライアントさんに募って、~ふだんの呼吸を安定させる身体(お腹)作り~をテーマに治療院にて開催しました。

講座の内容や伝えてみて気付いたこと、参加者さんからいただいた感想、次回の開催予定などをご紹介します。

興味があるという方は参考にしていただけると幸いです。

呼吸と身体

講座の初めにまずこのように問いかけてみました。

「呼吸をイメージした時、身体のどこが使われていると思いますか?」

皆さんからの答えは、

肺…(確かに)

胸郭…(うん、うん)

お腹…(おっ、出た)

肩…(ふん、ふん)

喉…(ほおっ)

横隔膜…(しばらくして最後に出たので認識しづらいのかな)

というように思いつくまま答えていただくと自分ではイメージしていなかった視点が知れて面白いです。※()の中は私の心の声です。

あなたの答えはどうでしょうか?

私の個人的な意見で恐縮ですが、上記の答え全部当てはまっていると考えています。

もっと言うと、全身が使われていると認識しています。

試しに静かに自分の息づかいを観察してみると、呼吸のリズムに合わせて吸うと膨らむ力を感じ、吐くとしぼむ力を感じます。

どこか特定の部位だけというより、頭の先から足の裏まで全身が息づいているのが感じられませんか?(身体の部位により認識しやすいところと認識しづらいところがありますが)

呼吸を部分的に捉えるか、全身的に捉えるか、どちらが正しい、間違っているとかではなく、

「呼吸のリズム(膨張・収縮)が全身の循環を促している。」

このような視点・体感が持てると、呼吸の質が変われば今の身体も変わるイメージが湧いてきませんか?

私は呼吸にものすごい可能性を感じています。

だから施術だけでなく、呼吸の魅力をお伝えしています。

伝える時に大切にしていることは、ご自身の身体を通して体感していただくことです。

本や座学で理解することも大切ですが、ご自分の身体から体感を通した気づきが得られると本当に面白いですよ。

ということで、今回はふだんの呼吸に関わる特に重要な「お腹」をしっかり使う呼吸法を共有しました。

呼吸とお腹の関係性

「息を鼻から吸って、口からゆっくり吐いてみてください。」

初診のクライアントさんには、仰向けに寝てる状態で呼吸をチェックするようにしています。

息を吐いた時に辛くなる、あまり吐けないという方は、お腹を観察すると息を吐く際に上腹部(胃の辺り)が先に緊張して下腹部(臍から下)がへこまないという、呼吸に伴うお腹の癖がみられます。※上腹部は胃の辺り、下腹部は臍の下にかけてとイメージしていただければOKです。

呼吸とお腹は切っても切れない関係で、呼吸の仕方(息の吸い方・吐き方)でお腹の使われ方が変わり、お腹の状態(膨らませられて・へこませられる)は呼吸の質に影響を与えています。

お腹が使える一つのフィジカル的な基準は息を吐いた時に下腹部をへこませられるか、そして動きに合わせて自然に下腹部が使えるかどうかで、自然な呼吸が働くかという視点でみた時とても大事な要素になります。

自然な呼吸に関してはこちらをご覧ください。

お腹の使われ方で呼吸や身体がどのように働きやすいかもう少しみていきましょう。

例えば立った状態から身体を前に倒す、前屈という動作でみていくと、

●まずお尻を引くように股関節から身体を前に倒して前屈してみてください。(膝は曲げたくなったら曲げてもらってOKです。)

→この時は上腹部が力まず、下腹部がへこみ自然に息が出ていくはずです。

●今度は腰の辺りから身体を折るように身体を前に倒してみてください。

→これだと上腹部に力が入り、自然に息が出ていきにくく頭に血が上り苦しいですよね。

上腹部が力むと下腹部がへこみにくく、自然な呼吸が働きにくくなります。

自然な呼吸が働かない=息が止まる、膨張圧がかかる

余分な膨張圧が身体にかかった状態で動くと、しなやかには動き辛くすぐに疲れてしまいそうですよね。

例えば靴下を履く、椅子に座る際に息が止まる、呼吸が浅くくなるという方は一度ご自分のお腹がどう反応しているか観察してみると気付きが得られるかもしれません。

自然な呼吸が働くかは、前屈の仕方、身体の扱い方も関与しますが、下腹部をへこませて使えるかどうかも大切になります。

今回の呼吸法を実践し、上腹部を力ませず、下腹部をへこませられるお腹を作ることで自然な呼吸も働きやすくなります。

女性の方は、毎月の月経があり月経期間や産前産後は下腹部が使いづらくなるので、下腹部をへこませられるお腹作りをしておくと辛い時期を乗り切るためにも良いですね。

伝えてみて感じたこと

今回の内容は5つの型を覚えるだけでも結構大変かもしれないな、どう伝えると変化や実感として体感や気づきに繋がるのかなと考えて、始めに今の状態を把握しやすい基準(1分間呼吸、下腹部スイッチ)を確認し、呼吸法に移りました。

一通り呼吸法の型を覚え、その後通しで30分くらい行い、最後にまた再度チェックしてそれぞれ変化を実感されました。

面白かったのは初めに確認した基準の変化より、参加者さんがポツリと言われた「あっ、呼吸が楽です。」この一言が一番実感がこもっていました。

今回、心掛けたことは、相手を迷わせないリズム・テンポ、そして体感としてできた・変わった・面白いを感じてもらえること、とにかくそこだけを重視して進めていきました。

最後に通しで行ったインストラクションの途中から場の空気感が静かになり、各々集中されているのを感じました。

参加者さんからいただいた感想に難しかったという言葉はなく、お二人ともワーク中に呼吸の変化を体感されたということで、私自身学ばせていただきました。

伝えてみて反省点もありますが、学ばせていただいている緻密に構築された呼吸ワークの素晴らしさ、人間の面白さ、伝える楽しさを実感した一日となりました。

参加者さんからの声

今後の開催に向けて、参加者さんからいただいた感想をご紹介します。

今回はお二人とも個人セッションや呼吸体験イベントで自然呼吸のワークや力を通す【上肢編】を体験され、自己実践されていたので、感想からも新たに気付きが生まれたようで僕も嬉しい限りです。

今回ご参加いただき、快く感想も書いてくださり感謝申し上げます。

ありがとうございました。

〈40代 女性 高松市〉

●今回のイベントから何か得られたことはありますか?

自分の普段の呼吸と、イベントで教えていただいた動きを実践した後の呼吸の違いを感じることができました。
普段の呼吸には、自分の身体の使い方の癖や性格も現れている事に気づきました。
息の吐き方ひとつから、呼吸の質が変わる事。

●参加してみて思ったこと、感じたことを何でも良いので教えてください。

呼吸体験イベントの後半、動きを実践していく中で、だんだんと自分の呼吸が深くなり、身体が脱力していくのが体感としてありました。
イベントだと、本を読んでの実践とは違い、疑問点やコツをすぐ教えていただけるのでありがたいです。
自分で実践していくと、いつの間にか自己流になったりしますが、何も足さず、引かずで実践するのが大事だなと感じました。

〈60代 女性 大阪府〉

●今回のイベントから何か得られたことはありますか?

息の吐き方、スゥ~ッと吐くのとフゥ~ッと吐くのでは身体の収縮部分が違う事が解った。
呼吸は、鼻や口から吸って吐いているのではなく全身のつながりから呼吸できてるんかなと感じました。

●参加してみて思ったこと、感じたことを何でも良いので教えてください。

ワークの途中から息の詰まった感がとれてスムーズに呼吸できてる事に気付きました。
楽にス~ッと息が入ってくるのが解りました。
体調不良の時は、息は浅く小刻みになりがちです。
今日習った事を楽しみながらしたいと思います。

次回開催予定

次回は~身体からのシグナルをキャッチしよう~をテーマに開催いたします。

  • 2020年1月25日(土)13:00~14:30 ※残り2名様

定員は3名様。(先着順となります)

参加費は4,000円となります。(当日現地支払い)

動きやすい服装、水分をご持参ください。

場所は当院にて行います。(治療院横の駐車場をご利用いただけます)

イベント受講後、復習用の動画を視聴することができます。

単発での参加も可能ですが、できれば自然呼吸ワークを受けてから参加していただけると理解が深まります。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

どうぞよろしくお願いいたします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA