呼吸体験イベント~横隔膜を解放させて、自分なりの楽な動きやポジションを体感しよう~開催報告

2020年02月22日 呼吸体験イベント

今回の呼吸体験イベントは、新型コロナウイルスの影響で県外から参加を希望されていた方は残念ながら今回は大事を取って見送られ、マンツーマンでの開催となりました。

講座を開催したり、講座に参加させていただいていて思うことは、マンツーマン(個人レッスン)にはマンツーマンの良さがあり、複数(グループレッスン)には複数の良さがあるなぁということを感じます。

マンツーマンの場合、その方のより細かいところまでみれたり、クライアントさんも比較的周りを意識せず自由に質問を投げかけてくれる印象があります。

複数の場合は、一緒に参加している方の動きや感覚に触れて、客観的に自分を見やすくなったり、自分では気づかなかった視点が知れることが魅力だと感じています。

どちらも良い点がありますね。

今回はマンツーマンで、横隔膜をテーマに3つの調整法を行い、調整前後での深呼吸をした時の変化や一緒に動いてみてどうかをみながら、自分なりの楽な動きやポジションを体感として掴んでいただきました。

今回持ち帰っていただきたかった事はこの2点です。

  • 自分なりの楽なポジションを体感すること
  • 変わる自分を認識すること

自分なりの楽なポジションとは?

自分なりのポジションをみつける時にとても参考になる記事を、師の呼吸・整体考案者である森田敦史先生がブログに書かれているのでご紹介します。

丸い背中になれていない

森田先生の記事にもありましたが、講習の時もよく仰られる言葉「背中は適度に丸くしてもいいですよ。」この言葉にはとてつもなく深い意味が込められていると私は感じています。

この言葉、「背中を適度に丸くしてください。」とは全く異なります。

「背中を適度に丸くしてください。」だと強制に近い、押し付けになってしまいますし、じゃあ丸い背中以外はダメなのと思ってしまいます。(そう思う私が偏屈かもしれませんが)

適度に丸くの適度というところも大事で「あなたはここっ。」という絶対的なポジションはなく、人によってしっくりくるところは違うのが自然だと私は考えています。

適度は人によって違う、つまり適度は自分なりの楽なポジションでいいと言い換えることができます。

自分なりの楽なポジションは、頭でこうだと作るものではなく、自分で体感としてみつけるものであり、今回の横隔膜の調整をした後などの身体の状態に応じて自然に現れるものと言えるかもしれません。

そこで、楽なポジションの基準として、最も信頼できるものが呼吸です。

呼吸は正直に繊細に応えてくれます。

例えば、深呼吸した時、辛いポジションだと息は浅く、詰まった感じになりやすく、楽なポジションだと息は深く、身体の中心を通る感じになりやすいです。

ということで、今回は横隔膜の説明はおおよその場所をイメージしてもらうことに留め、まずは今の自分なりの楽なポジションで深呼吸を5~6回していただいてから、3つの調整法をみっちり1時間くらいかけて行いました。

変わる自分を認識すること

横隔膜の調整に関わらず、呼吸ワークや調整法を行うと必ず変化が起こります。

これ、成程とあっさり理解できた気になりそうですが、この「変化を認識すること」ってとてつもなく重要です。

私自身の経験を言えば、調整法など自己実践している時、型を覚えてうまくすることに気持ちがいき、ひたすら数をこなしてはいましたが、ただただ数をこなしてやる意味を見失いかけた時期がありました。

調整がいくら上手になっても、実践している感はあっても、それを日常に波及させなければ日常を変えるのは困難となり、気持ちは焦るばかりです。

その当時の私は、変化を認識することができていなかったわけです。

変化を認識できなければ、日常が変わるはずはありません。

ただ、この変化を認識することの大切さはスクールの第一回目の授業で教わっていました。

今考えると何をしていたのだろうと思いますが、当時の私には変化を感じることは難しいことだという先入観があったように感じます。

変化はしていても見えていない、気づけていない状態だったわけです。

なぜ気付けなかったのか?

それは、劇的な変化を求め、劇的な変化じゃないと変化じゃないという私の中で前提があったように感じます。これを一言でいえば視野が狭いとなり、もがけばもがくほどうまくいかない訳です。

そういう私が変わったのはなぜか?

振り返ってみると、積極的にチャンスがあれば学びに向かったこと、分からないという自分を受け入れ、その思いを師にぶつけたこと、変なプライドを捨てたこと、スクール仲間と関わるようになったことなど、その結果、肩の力が抜け、周りを以前よりみれるようになり、本当の優しさや相手の想いに少なからず気付ける自分に変わってきたように感じています。

その根底には呼吸ワークを実践して得られた心身が調和した自分があり、少しずつ変化した自分に気付けるようになったということがあります。

今は、小さな変化、例えば、靴が脱ぎっぱなしになっていると気持ち悪いので揃える、何か分からないけどイライラすることがなくなった、またこの時息を止めている嫌だなぁ、辛いなぁ(以前は嫌だとか辛いとか思ってなかったというのもポイントかもしれません)など、小さな変化や違和感に気付けること自体がものすごく大切だと実感しています。

そして、最近は「自然な変化はすでに起きているもの」ということがまだ何となくですが体感として感じられつつあります。

思い返すと、スクール2期の授業に再受講させていただいた時、師からポンと「白石先生、できているんですよ。できている自分も認識してあげてくださいね。」と仰っていただいたことが心の支えになっています。

築かれた関係性の中での言葉って、ものすごい力があります。

私も誰かの背中をそっと支え、後押し(見守ること)できる存在になりたい、クライアントさんにここに来て良かったと思ってもらいたい。

そのためにも変化し、自分を更新し続けられる自分で在りたいです。

講座の内容や横隔膜の大事さをお伝えするつもりでしたが、私自身の話が多くなってしまいました。

横隔膜の解放によって得られる絶対的な安心感や疲れず楽に動く、地に足がつく感覚は是非直接体感しに来ていただけると幸いです。

クライアントさんの変化

お写真は、調整前後に自分なりの楽なポジションで深呼吸している時のクライアントさんのお姿です。

クライアントさんから「ブログで使ってもらっても全然構いませんよ。」と快く仰っていただいたので共有させていただきます。

1.調整法を行う前
2.調整法を行った後
3.最後ご自分なりに座った時
  1. 調整前は深呼吸時、吸うと胸の辺りで詰まる感じがあったようです。
  2. 真ん中のお写真の調整後は吐く時がより吐きやすくなったが、まだ少し胸の辺りで詰まる感じがする。肩の力が抜け背中にゆとりが出てきましたね。
  3. また長坐での調整をして最後ご自分なりに座ってもらうと、気持ちよく吸えて吐けるようになったようです。

ご自身で感じ、考えて、判断して、選択して楽なポジションを体感していただいたことが何より嬉しく、クライアントさんのパッと開いた姿に感動しました。

視覚的にも調整法の実践後は肩の力が抜けているのが分かりますね。

また調整法を実践していけば、自分なりの楽なポジション、しっくりくるところがみつけやすくなるはずです。

調整後の感覚を太く、強くして、日常に波及させていっていただきたいです。

養生の面白さ

養生の面白しさは、身体が変わるのを体感できることだと実感していて、少しやってみてすんなりと、「はい。できました。」といかないところが実は面白いところで、ここで分からない、できないとやめてしまうともったいないです。

自分で動いて感じて、「ん~まだ呼吸が辛いなぁ、こうかなぁ、いや、違うな、あっ、この時はなんかしっくりくるな。」

こういう風に身体とやり取りする過程は無駄ではなく意味があって、最初からうまくできなくて大丈夫で、失敗しても全然よくて、それはまた自分を知る事になったりと、やればやるだけ、なんていうか自分の身体が変わっていく実感が持てたり、そうなると視点が変わってきて、症状だけに捉われなくなったり、自分の身体に自信が持てるようになって、たとえ不調になっても楽な状態に戻れる、これが大丈夫という安心感や自分への信頼に繋がるように感じます。

私がこういう風に思えたのも、分からないと思う期間があっても続けてこれたからなんです。

師の存在やスクール仲間の存在、クライアントさんの存在があったからこそだと実感しています。

クライアントさんとの関わりの中で

当院で施術を受けてくださって楽になったと仰っていただくこともすごく嬉しいですが、今回ご参加いただいたクライアントさんのように自ら楽をみつけられた姿をみた時の感動はまた一味違う嬉しさでした。

去年の夏くらいから1~2カ月に1度のペースで個人セッションや呼吸体験イベントに参加され、半年くらい関わらせていただいていて、クライアントさんとはブログでもご紹介しましたが、実践していての疑問や感じたことなど、これまでやり取りをしてきました。

自ら問いを立て、質問を投げかけてくださること。

その姿勢に私自身見習うことが多かったです。

その一つ一つが嬉しかったですし、励みになりました。

これからも自己を研鑽しながら、求められる方とのご縁を大切に伝えていきたいです。

呼吸に興味がある、体質改善したい、心身共に楽な自分でいたい、新たな自分と出会いたいと願う方は一緒にやっていきましょう。

参加者さんからの声

今後の開催に向けて、参加者さんからいただいた感想をご紹介します。

※前回開催した呼吸体験イベント~身体からのシグナルをキャッチしよう~開催報告の感想もいただいたので追記いたしました。

〈40代 女性 高松市〉

●今回のイベントから何か得られたことはありますか?

意識する程、楽な深い呼吸が難しいという思いがあったのですが、横隔膜のワークをした直後、深く息が入ってくる感覚がありました。
続けてやっていけば、楽な姿勢や呼吸を自分にインストールできるのではと思いました。

●参加してみて思ったこと、感じたことを何でも良いので教えてください。

ワークの前の姿を見ると、上半身と下半身がつながっていないように見えました。
ワーク後の姿は、肩と腰の力が抜けて、背中に自然な丸みがあり、自分も楽でした。
帰りの車の中で、手先・足先までポカポカしている事に気づきました。

今回もご参加いただき、快く感想も書いてくださりありがとうございました。

次回開催予定

次回は、基本となる4つの呼吸法をテーマに開催いたします。

  • 2020年3月20日(金・祝)13:00~14:30※終了いたしました。

定員は3名様。

参加費は4,000円となります。(当日現地支払い)

動きやすい服装、水分をご持参ください。

場所は当院にて行います。(治療院横の駐車場をご利用いただけます)

イベント受講後、復習用の動画を視聴することができます。

単発での参加も可能ですが、自然呼吸ワークを受けてから参加していただけると理解が深まるのでお勧めです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

どうぞよろしくお願いいたします。

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