2018年08月12日
当院での妊婦さんへの対応
妊婦さんからのお問合せでもいただくご質問、「妊娠中、鍼灸施術は可能ですか?」についてお答えします。
まず、結論から言うと、妊娠中に施術を受けていただくことは可能です。
ただ、妊娠中は、胎児に栄養を与えたり、妊娠の経過とともにお腹も大きくなるため、身体のバランスも不安定になりやすいです。
そのため、当院では、まずは医師の診察を受けたうえで、鍼灸や整体などの施術を受けるようにお勧めしています。
妊婦さんの症状として多くみられるのは、つわり、めまい、食欲不振、むくみ、冷え、腰痛、肩こりなど、人によって症状の程度は様々ですが、身体がしんどいと気持ちも不安定になりやすく、妊娠中は薬も控えた方が良いので、適切な身体のメンテナンスは大切になる所です。
当院での妊婦さんへの施術
当院でも妊活中から来られていて、めでたく妊娠され、その後も継続的に施術を受けに来られている方も多いです。
妊娠中の鍼灸治療は、安定期に入るまではお灸は控え、鍼は鍼先が丸い刺さない鍼(下の写真のような鍼)を用いて手足のツボの反応点から調整していきます。
大事なのは、刺激を過度に与えないことです。
また、当院では、サン・ビーマー(遠赤外線治療器)により、身体の深部を温めていきます。
妊婦さんは、身体の変化とともに、心の面でも不安や焦りを感じてしまいがちです。
お産は母子ともに命がけです。
当院では、母胎の安全を第一に考え、施術時間も30分程度で、できるだけ楽な姿勢で受けていただき、身も心もリラックスした時間を提供するよう心掛けています。
妊娠中に鍼灸治療や安定期以降に自宅でお灸をしていただくと、お産も安産に繋がりやすく、元気な赤ちゃんが生まれるといわれています。
つわりの患者さんをみていると私もなんとも言えなくなりますが、出産に向けた大切な期間を共にできる時間はかけがえのないものです。
妊活中に妊娠が分かった時の対応
妊活目的で、当院の体質改善プログラムを継続されている方は、妊娠が分かってからは、残りの回数の1回分で妊娠中は2回の施術を受けていただくように変更させていただいています。(妊娠中の施術は30分程度になります。)
尚、妊娠中の鍼灸施術料金は一律3,000円となります。
その方に合わせて、施術以外の呼吸法や調整法などもお伝えしているので、鍼はちょっと怖いという方でもご相談いただければ対応させていただきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
コメントを残す