2019年05月05日
あなたは鍼灸施術に何を期待されますか?
2019年5月から新しい元号、令和になりましたね。
お陰様で当院も連休明けに開業して3年になります。
まだ3年ではありますが、こうして継続できているのは当院に来ていただいている方や私と関わってくださる方あってのものです。本当にありがとうございます。
今回の記事では、当院の理念について、健康・治るということに関して当院はどう捉えているのかを書きます。
今、慢性的な不調があり何をすればよいか悩んでいる方、当院に行こうかどうか迷われている方に読んでいただければ幸いです。
初めての治療院へ行く際には、少なからず不安や緊張があると思います。
鍼灸院や整体院など治療院といっても、どのような考え方を持っているのかはそれぞれ違うものです。
当院に来られる方の来院動機は様々ですが、最近はTV番組で東洋医学の特集をご覧になって鍼灸に興味を持たれて来院されるという方が増えている印象があります。
まだ世間的に鍼灸が認知されているとはいえない中、不調を改善する選択肢として鍼灸を選んでいただけることは大変ありがたいことです。
そして今、鍼灸や整体などの施術を受けられている方は、何かしらの悩みを抱え、何かしらの期待を持たれて施術を受けられていると思います。
悩みとは、問診で聴く主訴にあたり、主訴とは、最も辛い症状だと捉えています。
問診では、実際に今の症状や悩みを話していただき、そして今後どうなりたいかをお聴きしています。
今後どうなりたいかを聴くことで、当院に何を期待されているのかを知ることができます。
例えば、主訴が腰痛の場合でも、人によっては症状の程度も違いますし、今の痛みを早く取りたい方、腰痛が起こった原因を知りたい方、今後腰痛にならないための身体作りをしたい方など、期待されていることは人により異なるものです。
当院としては、今の○○さんの現状を整理し、そのうえで当院ができることを提案して、お互い納得したうえで施術に入ることを大切にしています。
健康とは?治るとは?
あなたにとっての健康とは?治るとは?どういうことでしょうか?
私は勤務時代や開業当初は鍼灸師としてどう在りたいかという明確なものはなく、ただ患者さんに笑顔になっていただけるよう心身が楽になるよう健康に導きたいという思いで施術をしていました。
健康に導きたいといっても自分の中で明確な健康についての考えはなく、漠然と楽になっていただきたい思いがあっただけです。
今、健康とは?と考えると、ご自分の心身を把握でき、環境が変化する中でも自分自身を保つことができることと捉えています。
次に治るということについては、
日々の臨床で、私は治るという言葉に対して、どこか違和感があり、患者さんから症状が治ったと言っていただけても、本当に施術で治ったのか、治るとはどういうことなのだろうという問いを持っています。
治るということに関しては、正直よく分からないのがほんとうのところです。
あえて答えると、ご自分の心身に不都合がなくいられること、症状に捉われなくなっていることといえるかもしれません。
健康、治るについては、これが正しいという絶対的なものはないと思います。
あくまで当院が考えている健康、治るの捉え方になります。
あなたにとって健康とは?治るとは?を考えてみることで、自分がどうなりたいか、どうしたいかを改めて知る機会になるかもしれません。
症状が起きた背景を考える
肩こりや腰痛など慢性的な不調や症状は、どうして起こるのでしょうか?
問診の時、不調になった何か思い当たる原因はありますか?とお聴きしてもよく分からないと答えられるか、デスクワークだから、立ち仕事だから、猫背だから、年齢的に…と答えられる方が多いですが、それらは本当に原因といえるのでしょうか?
デスクワークでも、立ち仕事でも、猫背と思われている姿勢でも、高齢になられても、不都合なく過ごされている方々はいらっしゃいます。
慢性的な不調の場合、日常の中で○○をしたからというよりも、どのようにその作業(行為)をしていたかが、問題になると考えています。
例えば、デスクワークで肩をいからせて力んでいると呼吸も浅くなり、肩こりなど不調になってしまいますが、デスクワーク中でも身体が力まない呼吸が通った状態でいられると肩こりなどの不調をきたすことなく過ごせるということです。
日常の中でご自分の心身を把握するためには、ご自分の心身を認識する力が必要になります。
当院が行っている個人レッスンや呼吸レッスンでは、呼吸と動きを通して、どんな時に身体・呼吸が楽か、どんな時に身体・呼吸が辛くなるかをご自身の身体で体験することで、ご自分の心身を認識する力を育んでいきます。
当院の理念
当院の理念は、来られた方が楽な身体と心で豊かな未来を歩むサポートをすることです。
私自身、呼吸・整体を学ぶ中で、ワークや調整を実践して、日常の行為での力みに気づいてやめることで、心身が楽でいられることを実感しています。
養生という視点を持ち、日常で活かすことで得られるものは大きいです。
興味を持たれた方はぜひ体験しに来てください。
個人レッスンは、施術枠でもご予約可能です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
よろしくお願いいたします。
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